WORKS 2016

青春画廊六原
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category
completion
area
space
structure

gallery the youth

galley+guesthouse
2016.04
Kyoto city, Kyoto Pref.
80㎡
wooden.F2

京都を中心に活動する美術作家と工芸作家の作品を宿泊しながら鑑賞することができる簡易宿所と、若手起業家のためのプロジェクトスペースです。 このような複合的なプログラムに対応可能で、多様性を許容する空間を実現するためには、既成の町家改修とは別の手法が必要だと感じました。いわゆる京町家の改修という、固定化されたイメージを帯びてしまうと、求められる様々なものが参加しにくい状況ができてしまうことが予想できました。そのため、常に変化し進行する動的な状態の空間をつくりだすことを目指しました。 改修においては、町家の寸法体系による秩序を尊重しながら、ゲストハウス、ギャラリー、コーヒースタンド、ショップという新しい用途に必要な設備をシンプルに付加することに徹しました。新たに挿入される木部はクリア塗装、壁面は白色ペンキ塗り、水廻りの改築部分は大壁構造にするなど、既存との調和を無理に図ることはあえて控えています。このようなルールにより既存の京町家にある要素と、ある種の健全性をもって新しく挿入される要素との、連続性を生じさせ、完成という事象を表現しないことにより、後から新しい要素も加わることができる余地のある建築が実現できたのではないかと思います。 (ディレクション:パラモデル 林泰彦)