ARCHIVE -2013

Works of ATELIER・K

蓼科の別荘
 −
category
completion
area
space
structure

House in Tateshina

house
2000.12
Chino city Nagano Pref.
105.99㎡
wooden. F2B1

長野県蓼科に建つ別荘の計画である。傾斜を持つ地勢に合わせたシンプルな片流れ屋根が架けられている。内部の大部分は調湿作用を考慮して珪草土が用いられ、木組の力強さが感じられるように登梁が露出される。階段室には暖炉背面からの熱を入れ、やはり階段室に面している主寝室やゲストルームに暖気を導く工夫がなされている。

四条大宮の町家
 −
category
completion
area
space
structure

Machiya in Sijo-omiya

house
2003.02
Kyoto city. Kyoto Pref.
103.34㎡
wooden. renovation. F2

京都市内に建つ築75年の町家の改修である。軸組を補強しながら、極力一つのスペースとなるように間仕切りを撤去している。床暖房の入った床面は敷瓦タイルで仕上げられ、玄関引戸のスリガラスや坪庭から入ってくる光を柔らかくバウンドさせ、部屋全体に行き渡らせている。 固定の壁面で間仕切るのではなく、玄関から繋がる一つの大きな空間の中で住まう方法が模索されている。クライアントによるセルフビルドによって、現在もその姿を刻々と変えているこの建築は、保存された町家ではなく、その枠組みを発展させて新たな住まい方を模索する場である。

和知の家
 −
category
completion
area
space
structure

House in Wachi

house
2003.03
Kyoto city. Kyoto Pref.
157.33㎡
wooden. F2+loft

和知の山々に抱かれて建つ木造住居。傾斜を持つ敷地の特性を引出し、住まいに立体的な面白さを盛り込むことを試みた。1階からロフトまでの一体の大空間は、露出された12mの登り梁により支えられている。外部のリビングとして各階に設けられたデッキは滑り台によりつながれ、家の内外にまたがる回遊性を生み出している。高台にある敷地から眼前に広がる圧倒的な山々のパノラマは、水平連続窓を持つ縁側空間により、この家の一部として取り込まれている。なにもないところに暮らしのための「空間」を切り取り、それが屋根や壁で囲われることで、かえってそこが風の吹き抜けるオープンな”場所”として感じられることがあるように思う。

志賀の家
 −
category
completion
area
space
structure

House in Shiga

house
2006.06
Otsu city. Shiga Pref.
185.41㎡
wooden. F2

琵琶湖を望み、冬場は比良山からの吹き颪が激しい山裾に建つ木造住居である。外部の豊かな自然を享受するべく、リビング等のパブリックなスペースのある1階と、寝室等のプライベートなスペースが配置された2階がそれぞれに大きなデッキを持っている。1階のデッキはリビングや和室から連続し、庭と一体となった風景を作り出し、2階デッキは、目近に拡がる山並みや琵琶湖を遠望できるスペースとなっている。

西向日の家
 −
category
completion
area
space
structure

House in Nishimukou

house
2006.11
Mukou city. Kyoto Pref.
111.47㎡
wooden. F2+loft

京都は向日市に建つ木造二階建ての住居である。大きなワンルーム空間として畳の間からくつろぎの間へとつながる構成をとりながら、床レベル差や吹抜、いくつかのテラスからの光、外部の桜といった有形無形のものとの関係を創り出し暮らしの様々なシーンが持つ雰囲気や楽しさを最も増幅するように関係付けることが、この住まいにおいて目指されたことである。

西賀茂の家
 −
category
completion
area
space
structure

House in Nishigamo

house
2008.03
Kyoto city. Kyoto Pref.
163.35㎡
RC. F2B1

京都市に建つRC造の住宅である。暮らしに必要なものだけから構成され、それ自身は変わらないが、その中での暮らしの変化に対応し、多様な使い方をおおらかに包み込むことのできる大きな空間をインフラとして用意した。建築の各部分はそれ自身が主張し過ぎることなく、ありのままに静かに存在し続けることを主眼においている。蓄熱を期待して内部が打ち放されたRC壁式構造の躯体には、70mm厚の外断熱が施されている。中央に配置された薪ストーブは、主暖房として機能する。隣地の状況の変化を考慮してスリット状に穿たれた各所の開口は、風の道を考慮して配置され、季節と時間の変化に応じた様々な風を導き入れる。一年を通じて、躯体の蓄熱によりエネルギー消費を低減することを目指している

KIT PAVILION
 −
category
completion
area
space
structure



college pavilion
2010.03
Kyoto city. Kyoto Pref.
80.83㎡
wooden. F1

京都工芸繊維大学の同窓会館であるこの建築は、W.M.ヴォーリズ設計の木造住居に隣接して建つ。屋根と壁が一体のパネルとなって成立する、モノコックな構造体によりワンルームの大きなスペースを形成しながら、空間に変化を生み出している。オーバーハングして張り出す鋭角的な屋根は、ヴォーリズ建築のコンテクストを継承し、それを見る角度によって多様な形態となって立ち現れる。スロープのアプローチは、それを介することで来館者に比叡山への視点を提供することに寄与している。